馬旅
【10日目】クロが動かない 馬旅
朝4:10、起床。 まだ辺りは薄暗い。 身震いする寒さに耐えられず、寝袋に入ったまま急いでお湯を沸かす。 それにハチミツを入れて一気に体に流し込むと、一気に全身が温まる。 栄養価も高いし、お手軽な朝ごはんとしてはちょうど …
【9日目】オオカミに襲われたおじさんの話 馬旅
朝6時。大分軽くなってきた体を起こして、朝ごはん代わりの板チョコをかじりながら地図を広げた。 こうやって見てみるとモンゴルは本当に広い。 この9日間で進んだ道程は150km、残り2200km。 まだ1/10にも満たない。 …
【8日目】村でケガの療養 馬旅
朝6時、眩しい朝日で目を覚ます。 今日も青空が広がるいい天気だ。 昨夜食べた焼き鳥の缶詰が美味しすぎて朝も食べてしまった。 これで焼き鳥缶の残りは1つだけ。 食べ物って栄養面で体の回復をさせることはもちろんだけど、気力面 …
【7日目】ボロボロで辿り着いた村 馬旅
朝日が昇ってから2時間くらい眠りについて、板チョコを1枚食べてからジョナサンに跨った。 雲一つない青い空。 目の前の湖はキラキラ輝き、心地良い風が時たま頬をなでて、それに合わせて草も揺れる。 この景色を見れるだけで一気に …
【6日目②】遊牧民のいる湖を目指して 馬旅
灼熱の熱気、永遠と続く荒野。 残りの飲み水もそこまで余裕はない。 まとわりついている数匹のブヨの羽音が疲れに拍車をかける。 体は、馬を引いて100kmも歩いてきたせいで足の裏の豆から血が出て続けて、靴下が真っ赤になるほど …
【6日目①】苦しみがピークに達した時の体の反応 馬旅
普段、夜は馬が盗まれないか見ていなきゃいけないのと、馬が周りの草を食べつくしちゃうから1時間半に1回は場所を移動させてあげなきゃいけないので、まとまった睡眠は取れなくて10~15分の睡眠を繰り返していた。 でも昨晩は、お …
【5日目②】久しぶりの村に到着!人を信じる難しさ 馬旅
体もボロボロ、飲み水も残り少しとなった時、丘を越えると少し先には大きな川が広がっていた! 一気に丘を降りて、川でジョナとクロにたっぷり水を飲ませる。 自分も頭から川に突っ込んで、口をゆすいでからペットボトルに水を補給! …
【5日目①】荒野で強盗に出会った時の正しい対処法! 馬旅
明け方3:30、疲れの残っている体を起こし、残り物のご飯が入った鍋に水を入れて湯を沸かす。 そこに韓国製の辛ラーメンを入れて、それを一気に体に流し込む。 こうすると冷えた体も一発で温まるし、鍋も布で拭くだけで綺麗になるし …
【4日目】荒野の中のオアシス 馬旅
まだ闇夜に月がぼんやり輝いている明け方。 肌に突き刺すような寒さの中、昨日食べた残りのご飯の入った鍋に水を入れて、湯を沸かす。 徹夜でバッグの修復をしていたせいで30分しか眠れなくて、まだ体には疲れが残っている。 昨日は …
【3日目】Part2 一人馬旅1日目でボロボロになる 馬旅
逃げたジョナの綱をダイビングキャッチでなんとか捕まえ、一安心して立ち上がった。 その瞬間、興奮して跳ねているジョナの後ろ足が膝の上に直撃! 受け流せたけど、あまりの痛さに崩れ落ちた。 興奮して暴れていたジョナも急に大人し …