馬旅
【6日目②】遊牧民のいる湖を目指して 馬旅
灼熱の熱気、永遠と続く荒野。 残りの飲み水もそこまで余裕はない。 まとわりついている数匹のブヨの羽音が疲れに拍車をかける。 体は、馬を引いて100kmも歩いてきたせいで足の裏の豆から血が出て続けて、靴下が真っ赤になるほど …
【6日目①】苦しみがピークに達した時の体の反応 馬旅
普段、夜は馬が盗まれないか見ていなきゃいけないのと、馬が周りの草を食べつくしちゃうから1時間半に1回は場所を移動させてあげなきゃいけないので、まとまった睡眠は取れなくて10~15分の睡眠を繰り返していた。 でも昨晩は、お …
【5日目②】久しぶりの村に到着!人を信じる難しさ 馬旅
体もボロボロ、飲み水も残り少しとなった時、丘を越えると少し先には大きな川が広がっていた! 一気に丘を降りて、川でジョナとクロにたっぷり水を飲ませる。 自分も頭から川に突っ込んで、口をゆすいでからペットボトルに水を補給! …
【5日目①】荒野で強盗に出会った時の正しい対処法! 馬旅
明け方3:30、疲れの残っている体を起こし、残り物のご飯が入った鍋に水を入れて湯を沸かす。 そこに韓国製の辛ラーメンを入れて、それを一気に体に流し込む。 こうすると冷えた体も一発で温まるし、鍋も布で拭くだけで綺麗になるし …
【4日目】荒野の中のオアシス 馬旅
まだ闇夜に月がぼんやり輝いている明け方。 肌に突き刺すような寒さの中、昨日食べた残りのご飯の入った鍋に水を入れて、湯を沸かす。 徹夜でバッグの修復をしていたせいで30分しか眠れなくて、まだ体には疲れが残っている。 昨日は …
【3日目】Part2 一人馬旅1日目でボロボロになる 馬旅
逃げたジョナの綱をダイビングキャッチでなんとか捕まえ、一安心して立ち上がった。 その瞬間、興奮して跳ねているジョナの後ろ足が膝の上に直撃! 受け流せたけど、あまりの痛さに崩れ落ちた。 興奮して暴れていたジョナも急に大人し …
【3日目】荒野の中心で馬が逃げる 馬旅
朝5時、起きてみるとハチミツと抗生物質のおかげか40度あった熱もすっかり下がっていた。 空にも晴れ間が見えるし、昨日ほど寒くない! 念願だった馬旅がやっとできる事に胸を躍らせながら ジョナサンとクロにタップリと水を飲ませ …
【2日目】極寒×豪雨で40℃の高熱に 馬旅
朝、刺すような寒さで目を覚ますとテントの中には雨の音が強く響いている。 『なんでこんなに寒いんだ?』 凍えながら急いでお茶用にお湯を沸かす。 テントの中だというのに吐く息も真っ白で、雪でも降りそうな寒さだ。 アスカとミル …
【1日目】ついにモンゴル横断スタート! 馬旅
眩しい朝日で目が覚める。 今日はついに横断出発の日。 あんまり実感のないまま、しばらくベッドで寝れることはないんだろうなとベットの感触を惜しみつつも起き上がった。 パンを食べて、一通りの支度をしてからミルカの両親にお礼を …
旅立ち前夜 馬旅
バッグを作ってもらった後、ジョナサンとクロに蹄鉄を打つ為、アスカの知り合いのおじさんの家に向かった。 普通、モンゴルの馬は蹄鉄なんてつけないんだけど、今回は距離が長いのでアスカがつけた方がいいって薦めてくれた。 町はずれ …