朝起きると既に9時すぎ。
まだ昨夜の酒が残っているようだけど、天気も良さそうだし気怠い体を無理矢理に起こした。
「Good Morning!」
タイミングを見計らったかのように同じ部屋にいたシンディーとモーガンが満面の笑みで声を掛けてくる。
どうやらナラントールザハにどうやって行けばいいのか分からないらしい。
ナラントールザハというのはモンゴルで一番大きな市場のこと。
ここで買えないものはモンゴル国内では買えないと言われるほどの大きな市場(ザハ)だ。
故にスリも多い。
ちょうど今日はナラントールザハで必要な装備を揃えようと思っていたから
同じ部屋のフランス人も誘って一緒にバスで向かった。
バスがなかなか来なかったのと渋滞の影響もあって、一時間もかけてやっとの思いで到着したザハの門は無情にも閉まっていた。。。
モンゴルでいう子供の日だからお休みだそうだ。
確かに、街中ではやたらとおもちゃの露店が出ていた気がする。
それにしても祝日に市場を閉めるなんて、、、
そのままみんなは街中へ観光に行ったけど、自分は携帯のネットが未だに接続出来ていなかったから携帯ショップで設定をしてもらいに行った。
設定を教えてもらい無事に繋がったはいいけど一気に疲れが出たのか風邪が悪化してきて、頭も痛いし鼻水も出てきた。
早く治しておかないと予定も狂うし、韓国料理屋で肉をひたすら食べて昼過ぎには宿に戻ってゆっくり休むことにした。
翌朝起きるとほぼ完全に回復していた。
やっぱり風邪には肉に限る。
シンディーたちは昨日のリベンジで朝からナラントールザハに行くらしい。
自分もタクシーに便乗させて貰うことにした。
タクシーだと15分程度で到着。
今日はザハのゲートが開いていてとりあえず一安心。
買うものが大量にあるし、俺だけ別行動で買い物をすることにした。
久しぶりのザハは少しテンションが上がる。
人の活気が溢れる中、家電から食料品、馬装に格安な掘り出し物、見たことのないような骨董品が所狭しと並んでいる。
「兄ちゃん、これ安いぞ!見てって!」
「このズボン、丈夫だし安くしとくよ!」
色んな所から声が飛んでくる。
とりあえずバックパック(50,000Tg)を買って、その中に携帯用ナベ(8,000Tg)、箸(1000Tg)、スプーン(500Tg)、お椀(2000Tg)、スポンジ(500Tg)、サバイバルナイフ(20,000Tg)、その他諸々を詰め込んでいった。
※1,000Tg = 約70円
まさか世界一周が終わった直後に、生まれて初めてのバックパックを買うことになるなんて。。。。
荷物を宿に置いて、1年ぶりに千夏さんに会いに夕食を食べに行くことに。
俺が良く食べるのを知ってるから肉食べ放題のお店にしてくれて思う存分に肉を食べて、今後の予定について話し合った。
千夏さんの友人が西モンゴルで馬を調達してくれそうとのこと。
ただ西モンゴルはカザフスタン語が主流になって、モンゴル語はあんまり通じないらしい。
色々と情報を教えてもらい、最近の千夏さんの周りのモンゴル人が起こしている昼ドラ劇場を聞いているうち、あっという間に時間が過ぎてしまった。
千夏さんの周りのモンゴル人劇場は現実離れした展開が多すぎて、聞いている分には下手な韓国ドラマよりも面白い。
2件目のしゃぶしゃぶ屋に移動して、気付いたら24時まで話し込んでいた。
2013.06.01
魅惑のナラントールザハ
移動距離:
座 標:北緯 , 東経
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