ハードな遊牧民の生活

メェ～、メェ～。

やたら騒いでる羊の声で目を覚ます。


まだ朝日も出たばかりの薄暗い中、みんなで羊とヤギを囲んで何かしてるようだ。

眠い目を擦りながら近づいてみる。


「何してるの？」

「他の人の家畜と混ざっても分かるようにヤギの耳にタグつけてるから手伝って」


めっちゃ面白そうじゃないか！！

さっきまでの眠気は吹っ飛んですぐに柵の中に入った！



羊を追い出しつつ、ヤギを捕まえて耳にタグを打ち込んでいく！

ヤギも逃げるのに必死でなかなか簡単には捕まってくれない。


飛びついて捕まえてはタグを付けての繰り返しで1時間くらいで作業終了！

今回タグ付けたのはヤギだけだから近いうちに羊もやるんだろうな！








日課の薪割りしてから朝食を食べて、今度は冬営地の小屋解体！

ツォゴーがペンチを忘れて取りに戻っている間に素手とかドロップキックで大体解体できた！


馬柵を作る為に丸太をトラックに乗せてゲルに戻ると今度はバチカさんが馬を探しに行くらしいから乗馬がてら着いていくことに。

モンゴルでは柵とかがないから馬とか羊から目を離しているとどこかに行ってしまう。

いなくなったら探して連れ戻して、またいなくなったら連れ戻しての繰り返し。

こんな360°の大草原でどこにいったか当てもないのにすぐに見つけてしまうから本当に大したものだ。


バチカさんと30分ほど馬を走らせてるとうちの馬を発見！

バチカさんは少し離れた馬たちを呼び戻しに行き、自分は見つけた集団のほうを任された。


ゆっくり指笛の練習をしながら馬を連れ戻してお昼ご飯に羊肉を食べる！

次は馬柵を作る準備をしてから牛用の柵を作った。


その後は羊追いをしたり薪割りをしたり。


標高1400mの影響もあってか、体がすごく疲れた。

翌日も同じような生活を送っていると、千夏さんから連絡が！





「友達が馬の調達できたみたい！」